日本武術太極拳連盟は日本における武術太極拳を統括する国内競技連盟。内閣府を主務官庁とし、東京都江戸川区に本部を置いています。1987年4月26日に全国の太極拳普及団体が集まって創立され、初代会長には藤波孝生が就任しました。主事業は、武術太極拳の普及・指導、全日本選手権大会などの競技会開催、国際大会代表選手の選考・派遣、競技力向上、審判員・指導員の養成と資格認定、用具の検定・公認など。
基本情報
- 正式名称:公益社団法人日本武術太極拳連盟
- 略称:JWTF
- 英語名称:Japan Wushu Taijiquan Federation
- 主務官庁:内閣府
- 所在地:東京都江戸川区松江1-9-15
- 現会長:加藤勝信
- 名誉会長:二階俊博
- 公式サイト:https://www.jwtf.or.jp/
- 加盟団体一覧:https://www.jwtf.or.jp/league/
沿革
- 1987年4月26日:全国の太極拳普及団体が集まり創立
- 1988年12月:文部大臣より社団法人認可
- 1990年:国際武術連盟(IWUF)・日本オリンピック委員会(JOC)に加盟
- 1991年:日本体育協会(現・日本スポーツ協会)に加盟
- 2012年4月:内閣府より公益社団法人として認定・移行
目的
- 日本における武術太極拳界を統轄・代表する団体として、普及振興を図る
- 国民の心身の健全な発達に寄与することを目指す
主な事業内容
- 武術太極拳の普及および指導
- 全日本選手権大会など競技会の開催
- 国際大会代表選手の選考・派遣
- 競技力向上の推進
- 審判員・指導員の養成と資格認定
- 用具の検定・公認
- 調査研究・機関誌発行
- 国際交流の推進
組織体制
- 全国47都道府県すべてに都道府県連盟が組織
- ほぼすべての都道府県連盟が各都道府県スポーツ協会に加盟
- 地域ブロック:東北・北海道、北関東、南関東、東海・北陸、近畿、中国、四国、九州・沖縄の8ブロック
愛好者・競技者の規模
- 愛好者人口:約150万人(女性約7割、男性約3割)
- 競技者人口:約7万人
技能検定・資格制度
- 太極拳技能検定(5級〜5段)を実施
- 長拳技能検定も導入
- 公認指導員(A・B・C級)および審判員の養成・認定を実施
主要大会
- 全日本武術太極拳選手権大会(毎年夏季開催、約1,500〜2,500人規模)
- 全日本武術太極拳競技大会
- JOCジュニアオリンピックカップ武術太極拳大会
- 国民スポーツ大会では公開競技として実施
国際活動
- 1987年:アジア武術連盟(WFA)加盟、第1回アジア武術選手権大会を横浜で主管
- アジア競技大会では1990年北京大会以降、正式競技として継続実施
- 2024年:第3回武術太極拳ワールドカップを横浜で開催
- 国際武術連盟や中国武術協会と連携し、オリンピック正式競技化を目指す活動を展開
特徴と役割
- 競技スポーツ(長拳・南拳・太極拳)と生涯・健康スポーツの両面を推進
- ジュニア層向けカンフー体操の普及やシニア層の健康維持にも寄与
- 幅広い年齢層が親しめる国民スポーツとして発展を継続
- 2020年:ユネスコ無形文化遺産に「太極拳」が登録され、文化的価値も国際的に認知日本武術太極拳連盟は、国内の統括団体として競技力向上と健康増進の両面から武術太極拳の振興を担い、国際的な窓口としても重要な役割を果たしています。
詳説
公益社団法人日本武術太極拳連盟(略称:JWTF、英語名称:Japan Wushu Taijiquan Federation)は、日本における武術太極拳(中国武術を基盤とした競技・健康スポーツ)を統括する国内競技連盟です。内閣府を主務官庁とし、東京都江戸川区に本部を置いています。
1987年4月26日に全国の太極拳普及団体が集まって創立され、初代会長には藤波孝生が就任しました。翌1988年12月に文部大臣から社団法人の認可を受け、2012年4月には内閣府より公益社団法人として認定・移行しました。現在の会長は加藤勝信(衆議院議員)で、名誉会長には二階俊博が就いています。
連盟の目的は、「我が国における武術太極拳界を統轄し、代表する団体として、武術太極拳の普及振興を図り、もって国民の心身の健全な発達に寄与すること」です。事業としては、普及・指導、全日本選手権大会などの競技会開催、国際大会代表選手の選考・派遣、競技力向上、審判員・指導員の養成と資格認定、用具の検定・公認、調査研究、機関誌発行、国際交流推進などを行っています。
全国47都道府県すべてに都道府県連盟が組織されており、ほぼすべての都道府県連盟が各都道府県のスポーツ協会に加盟しています。地域は東北・北海道、北関東、南関東、東海・北陸、近畿、中国、四国、九州・沖縄の8ブロックに分けて運営されています。愛好者人口は約150万人(女性約7割、男性約3割)とされ、競技者人口は約7万人規模です。
主な事業の一つに技能検定制度があります。太極拳技能検定(5級から5段まで)と長拳技能検定を実施し、愛好者の技術向上を促すとともに普及を支えています。公認指導員(A・B・C級)や審判員の養成・認定も行い、質の高い指導体制を整備しています。
競技面では、毎年夏季に「全日本武術太極拳選手権大会」、春季に「全日本武術太極拳競技大会」および「JOCジュニアオリンピックカップ武術太極拳大会」を開催しています。選手権大会には全国から約1,500〜2,500人が参加し、都道府県予選を経て出場する仕組みです。国民体育大会(現・国民スポーツ大会)では1997年からデモンストレーションとして参加し、2019年からは公開競技として実施されています。
国際的には、1987年にアジア武術連盟(WFA)に加盟し、同年横浜で第1回アジア武術選手権大会を主管しました。1990年には国際武術連盟(IWUF)と日本オリンピック委員会(JOC)に加盟、1991年には日本体育協会(現・日本スポーツ協会)に加盟しています。アジア競技大会では1990年北京大会以降、正式競技として継続実施されており、日本選手も活躍しています。2024年には横浜で第3回武術太極拳ワールドカップを開催するなど、国際大会の誘致・実施にも積極的です。
武術太極拳は、長拳・南拳・太極拳を中心とした競技スポーツと、健康増進を目的とした生涯スポーツの両面を兼ね備えています。ジュニア層向けのカンフー体操普及や、シニア層の健康維持に寄与する活動も展開し、幅広い年齢層が親しめる国民スポーツとして発展を続けています。
連盟は国際武術連盟や中国武術協会とも連携し、オリンピック正式競技化を目指した活動も行っています。2020年にはユネスコの無形文化遺産に「太極拳」が登録され、文化的な価値も国際的に認められました。
このように、日本武術太極拳連盟は、競技力の向上と健康・生涯スポーツとしての普及を両立させ、国内外で武術太極拳の振興に中心的な役割を果たしている組織です。


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